家相と風水

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「四神相応(しじんそうおう)」という理想的な地形をした、風水的に良いとされる土地を探し出して住むことは、並大抵のことではありません。
現代のライフスタイルや求められる住環境も、今と昔では全く違い過ぎるからです。


しかし時代が変わっても「家相(かそう)」が気になる方は多いようです。

「家相」とは日本独自に発展した、家の間取りの吉凶のことです。
例えば「鬼門(きもん)」、「裏鬼門(うらきもん)」という北東と南西の方角に特に玄関、キッチンや水廻りの配置を避けること。などといわれています。
注文住宅で鬼門や裏鬼門を避けて、玄関を作った方も多いでしょう。

ちなみに鬼門・裏鬼門とは諸説ありますが、陰陽道の邪気が発生する方角や死者の出入りする方角など、あまり良くない意味で使われるようです。

しかし・・・賃貸住宅が多く引越しも容易ではない現代の住宅事情で「良い家相の家」を手に入れるのも、また簡単ではないのです。

それでは、風水は家相とどう違うのか?というと、風水は家相とほぼ関係しない。といえます。
風水には鬼門や裏鬼門の考え方も無く、気の入り口となる玄関は八方位全ての玄関に良い意味を持っています。


風水的に悪い玄関とは、暗くて散らかった玄関です。
玄関からは悪い気も入ってきますので、悪い気がそこに溜まってしまうからです。
すっきりと整頓されて明るい玄関は、良い気を部屋の中に呼び込みます。汚くてものが散乱した場所は誰も好みません。気も全く同じです。

風水で一番重要とされるのが玄関です。
まずは履き終わった靴はきちんと収納して、玄関に必要のないものを片づけてみてください。

気分が清々しくなって、お部屋の至る所が気になってくるでしょう。

そういう時にこそ「風水」の出番かもしれません。

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